矢作小学校の6年生が取り組んできた総合学習が、完結した。児童が将来の夢を語るだけでなく、そこに至るまでの過程を調べ、社会に飛び出して働くことを体験。児童たちは半年かけて自身と向き合ってきた成果を、同級生や家族の前で発表した。
僕はプログラマーになる-。松田広将君は、2月16日に開かれた学習発表会で堂々と公言した。ゲームクリエイターらが作ったプランを形にしたいという松田君が、描いた青写真はこうだ。中学、高校を卒業し、大学は理工系へ。その間、パソコンと英語の資格を取得する。我が子の発表を聞いた母・磨弥子さんは「しっかり考えていてびっくり」と驚きつつも、「夢に向かって頑張ってほしい。応援しています」とエールを送った。
『社会の中で生きる』をテーマにした6年生の総合学習は、昨年10月からスタート。まず、どうすれば夢を実現できるかを本やインターネットで調査。12月には、就業体験施設のキッザニア東京を訪れた。そして1月、近くの商業施設・ダイナシティの協力店舗に児童たちが散らばり、品出しや接客などを1時間半行った。店頭に立った新川南さんは、「気持ちよく買い物してもらえるように、お店の人は陰で細かい作業をたくさんしていることがわかった」と仕事の大変さを実感した。
「全国的にも珍しい」
同校の総合学習を通じたキャリア教育は、4年前に始まった。当時、6年のクラスを担任していた川口敦教諭と加藤始校長が、小学校生活の集大成としてふさわしく、地域と触れ合える学習を模索。ダイナシティとイトーヨーカドーの協力を得られたことで、職場体験も含めた計画が完成した。
「小学生が現場で働くのは全国的に珍しい。職場の緊張感を味わうことで感じるものもある」(川口教諭)。自分たちのために働く家族への感謝、暮らしを支える地域の人々への感謝を、胸に刻んでいった。
児童たちは半年間の学習により、「社会の中で生きる」ための自分なりの答えを導き出した。ラグビー選手になりたい小野塚勇太君が「挑戦しなければ、失敗も成功も得られない」と言えば、警察官を志す稲山瑶乃(たまの)さんは「思いやりを大切に」と。保護者も集まった発表会の最後に、鳥居陽生(はるき)君が挨拶した。「家族の皆さん、たくさんの迷惑をかけると思いますが、僕たちの夢が叶うまで見守ってください」。6年生は3月22日(水)の卒業式を経て、次のステージへ踏み出す。
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