カミイチ、まちなか朝市など週末にマルシェが開かれる中、中里で平日に開催しているイベントがある。規模は土曜・日曜に比べ劣るものの、平日ならではの空気が現場には流れている。
舞台は、50年以上続く巡礼街道沿いの街の電気屋「ナカザト電器商会」。4月26日の水曜日にも、軒先にはデニムやブーツ、メガネ、雑貨、果物、カレーなどが並んだ。デニムを購入した鍵和田理央さん(21)は、「水曜なら来ることができるのでありがたい」と話す。楽器店に勤める鍵和田さんは平日休み。目当ての店が出店することをフェイスブックで知り、来場したという。
ナカザト電器の前で行う”ナカ電市”は、昨年11月から毎月第2・第4水曜日に開催。今回で11回目を迎えた。異業種交流会で店主の伊達寛さん(49)が、デニムを移動販売する新倉健一郎さん(51)と知り合ったことをきっかけに、定休日の水曜を活用したイベントがスタート。「商売する上で、同じことをやっていてもお客さんに飽きられてしまう。店の前にスペースがあったので、いろんなお店が来れば地域活性にもつながる」(伊達さん)。一方、他のイベントにも出店する新倉さんは、「ほとんどが週末。平日の売上が安定しないならその場所をつくればいいと思った。車が行き来する巡礼街道なら、たくさんの人目にも触れる」。こうして生まれたマルシェは、単なる売買だけでなく、副産物をもたらしている。
売手・買手にメリット
毎回訪れている塚田あゆみさんは「他のイベントでは行列でなかなか買えないものが、ここならすぐ買える」といい、石渡佳子さんも「お店の人とゆっくり話せるのがいい」と笑う。市内外5〜8店が集うナカ電市は、毎回顔ぶれが異なる。仕事の合間に駆けつけた植田涼さん(49)は「今日はカレーを食べに来ました。おいしかった」と再び職場へ戻った。
来場は50〜70人と小規模だが、出店者にとってもメリットがある。ハンドメイド商品を扱う佐藤静さんは、現在子育て中。「平日は子どもが保育園や学校に行っているので、心置きなく出店できる」。「売れる瞬間は娘を嫁に出す気分」と語る倉田直幸さん(49)は、ビンテージメガネなどを販売し「商品の良さをじっくり伝えられ、お客さんのニーズも把握できる」と平日開催に魅力を感じている。
次回は5月10日(水)。(問)新倉さん【携帯電話】080・4200・1026
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