意見広告 行財政改革の推進が急務 小田原市議会議員 井原義雄
小田原市議会3月定例会が、2月19日から3月23日の33日間の日程にて開催されました。今回の定例会は、平成30年度の新年度予算や第5次総合計画の後期基本計画に位置付けた重要事業の審議を行いました。新年度予算における一般会計は、過去最高の682億円を計上。10の特別会計は570億円。病院、水道、下水道の企業会計は314億円。全会計の合計は、1567億円となりました。
大規模事業が続々さらなる財政不足に
長年の課題だった市民ホール整備やお城通り再開発事業の本格化をはじめ、複数の大規模事業の着手が推進されます。そのような中、平成27年度決算額をベースに、将来の一般会計の歳入・歳出額を予想すると、平成34年度には14億5000万円の収支不足になるものと想定されます。特に、県西地域の基幹病院である老朽化した「小田原市立病院」の建て替えについては、加藤憲一市長は「現地再建」を明言し、その費用は約170億円から200億円程度が必要であるとの所見でした。その他、今後整備しなければならない大型事業は、卸売市場建て替え、公共施設長期保全、道路・橋梁等維持修繕などが予定されております。
これらの大型事業予算を計上すれば、さらなる財政不足となり、将来にわたり市民サービスを維持することが困難となります。そのためにも行財政改革のさらなる推進が急務です。今年度もしっかりと議会としてのチェック機能を発揮してまいります。
井原義雄
小田原市中里
TEL:0465-42-1309
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