小田原版 掲載号:2019年1月1日号
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「パラデル漫画」でブレーク予感 「みんなをアッと言わせたい」 市内出身芸人「魂の巾着」本多修さん

社会

本紙のために特別に描き下ろした「ぱらみ」と「ぱらお」とのコラボ
本紙のために特別に描き下ろした「ぱらみ」と「ぱらお」とのコラボ

 一枚の紙に描いたイラストが動き出して、変幻自在に飛び回る。時に物を投げたり破ったりして遊ぶ――。

 何枚もの紙にイラストを描き、めくって動きを楽しむパラパラ漫画。この原理を応用し「パラデル漫画」という独自のジャンルを確立したのは市内出身の本多修(35)さん。キャラクターを描いて写真を撮影し、つなげて動画に。通常、作品には300〜500枚のイラストを使用し、完成に2週間を費やす。この趣向凝らした作品がインターネットで話題になり、いま各界で引っ張りだこだ。

  *  *  *

 「はじめはただの趣味というか、暇つぶし」と笑う本多さん。高校卒業後吉本興業に入り、お笑いコンビ「魂の巾着」を結成。相方の金井佑介さん(36)と芸人活動を行っていた。しかし、ひょんなことから3カ月の謹慎に。その間SNSで話題になることをしようと考えた末、オリジナルキャラクター「ぱらお」が動くパラデル漫画を考案し、ツイッターに投稿。瞬く間に9万リツイートを集めた。動画は若者を中心に国内外で話題になり、県の子育て支援に関する応援動画の作成や、ラグビーチーム「トヨタ自動車ヴェルブリッツ」のPR動画を手掛けた。

「活動の幅広げたい」

 本多さんは市内国府津出身で、11人兄弟の3番目。幼い頃から絵を描くことや工作が好きだった。「兄弟も多くてテレビゲームも買ってもらえなかった。それなら作っちゃえ、と」。ボール紙でゲーム機、布や工作用紙でスニーカーのミニチュアを作った。友人に見せた時の「おおっ!」という反応が快感に。人を笑顔にできるお笑い芸人の道の先に、得意な絵を使ったパラデル漫画が加わった。

 市内では小田原駅東口ダイヤ街商店会の毎冬恒例行事「年忘れ音楽祭」等地元のイベントに出演、芸人活動を続けてきた。

 4月まで企業や行政、番組の企画などで制作のスケジュールがぎっしり。相方の金井さんは都内で小田原出身の妻と出会い、現在は秦野市在住。「相方には東京オリンピックで何らかの形で関わってほしい。今が大事な時」と話し、コンビでの活動をセーブしている。

 今年9月に国内で開幕するラグビーW杯のPR動画も作成する予定だ。日本が誇るアニメーション文化でもあるパラデル漫画。本多さんは「地元小田原は大好きなまち。活動の幅をもっと広げて、みんなにアッと言ってもらえるようになりたい」と2019年への期待を込めた。

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相方・金井さん
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