トレードマークの黄色の着物さながらに、明るい笑いを世間に届け続けている落語家・林家木久扇さん。
小田原三の丸ホールで10月7日(金)に開催する「林家木久扇・三遊亭小遊三・春風亭小朝三人会」を前に、落語家としての思いや公演の見どころを聞いた。
* * *
--公演は木久扇さんの「生誕85年記念」と銘打たれています。
「落語家は、あんまり歳をはっきりいわないで少し若ぶっちゃったりするんですが(笑)。自分にとって85歳というのはひとつの大きな節目ですし、記念の公演を盛り上げようと今から楽しみにしています」
--木久扇さんは小田原市と縁はありますか。
「実は妻の姉の嫁ぎ先が小田原で、しょっちゅう来ています。こちらは美味しいものがたくさんありますよね。ついこの間も『だるま』さんで天丼を食べました」
--よくご自身を落語でいう「与太郎」キャラとおっしゃっています。また、3月には『バカのすすめ』という本も出版されました。どのようなお考えでしょうか。
「バカになり切ると、相手の方が心を許して内緒の話をしてくれたり、いろんな経験をさせてくれたりします。私は楽屋でいわゆる『芸談』はしません。そんなことで噺は上手くならない。やはり自分の中にいろいろな聞いたことや経験を積み重ねることで、面白いとか上手いと言われるようになると思います」
--「三人会」はまさに人気落語家のそろい踏みですね。
「お二人とも古典の名手で、小朝さんは中でも人情もの、小遊三さんは粗忽ものや長屋ものが得意です。その中で、私の役割は『落語の入門編』だと考えています。私だって桂三木助(3代目)とか林家正蔵(8代目)という本物の名人の弟子なので、古典でできる噺もあるんですよ(笑)。でも僕がそれをやっちゃったらお客様が『木久ちゃん、こんな難しくなっちゃうの』と思うだろうし、期待していただいているイメージはそれではないので。落語ファンを増やすつもりで、いつも入門編の落語を話しています」
--10月の公演では、初めて生で落語を見る方も多いと思います。
「大きな会場での場合、後ろの方から落語家は小豆ぐらいにしか見えないかもしれません。ただ皆さまを楽しませるパフォーマンスや演出も考えています。小朝さんに小遊三さん、それに息子の木久蔵も出ます。それぞれの出演者がセンスを競いますので、ぜひ皆さま三の丸ホールにお越しください。心よりお待ちしております」
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
神奈川県警察官友の会社会全体の犯罪防止や治安維持に寄与し、民間の力を合わせて警察官を支援 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
お堀端のボリューミーなステーキ店【NEW OPEN!!】柔らかジューシーな特選&絶品ビーフを城下町小田原で堪能! |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>