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120年目の飛躍も「挑戦の姿勢」で 久津間製粉 株式会社
古来から親しまれる食材で、健康志向が高まる海外でも注目を集める”そば”。そんな和食の王道を取り扱う久津間製粉(株)=本社・小田原市久野=は今年、1903年の創業から120年を迎える。伝統と向き合いながら新たな挑戦にも意欲を見せるのが久津間裕行社長だ。
「業界の課題を見据え、柔軟に対応していく姿勢を」。久津間社長が語るのは、和食店が抱える後継者不足という永年のテーマが背景にある。
麺だけでなく欧米料理からスイーツと、自由な食材となるそば。本社にある試作研究室ではこれまで、ピザやガレット等、創作メニューの提案も行ってきた。時には「手軽な調理ができるように」(久津間社長)と、特製フライパンの開発にも取り組む。「すべてはお客様のため、そして『そば粉の持つさまざまな可能性にチャレンジする』という企業精神によるものです」
そんな同社の今年の挑戦が「冷凍そば」。これまでも県外の製麺所と共同で研究開発を進めており、大手ホテルや温泉施設などへ提供してきた。10年以上改良を重ね、今では解凍後のもろさが一切ない、風味とコシも充分な逸品に飛躍を遂げた。各所から評判も良いそばを今春、新設の自社工場で本格製造する。
「店舗がそば打ちをしなくてもこだわりの美味しさを提供できれば、日本そば店の減少に歯止めが掛けられる。将来的にはオーダーメイドでの小売りまで目指したい」。久津間社長の思いは「伝統のそば切りの魅力を永く伝えていくこと。時代の風に即応しながら、自分たちができることで日本が誇る食材を発信し続けたい」。120年目も飛躍を目指す姿勢は創業当時のままだ。
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