復興銀貨に久野小・小島君 財務省・造幣局が作品を選出 発行は平成27年度
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2012年6月9日
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平成27年度に財務省が発行する「東日本大震災復興事業記念貨幣」のデザインに、久野小学校の小島太一君（４年）の作品が選出された。選ばれたデザインのうち小学生は小島君だけだった。
東日本大震災の復興事業として今年３月から募集が開始された「復興応援国債」。基準日の保有残高に応じて購入者に贈呈される記念硬貨のデザインが公募されていた。小島君の作品は第３次発行分の千円銀貨幣のデザインに選ばれた。１ヵ月ほど前に内定を聞かされたという小島君は「びっくりした。コンクールに出したことはあるけど、こんなに大きいものは初めて」と笑顔を見せた。学校からの電話で入選の報告を受けた母の順子さんは「出したことすら知らなかった。何かの間違いじゃないかと思った」と驚きを話す。入選が新聞やテレビで報じられると、学校の友人や親戚、近所の人たちなど大勢から祝福を受けたという。
４人兄弟の末っ子で、図工や折り紙など「作ること」が好きだという小島君。作品について「自分が旗を持って、日本を応援しているところ」と解説する。順子さんは「子どもなりに震災のことを受けとめているのだと思う。絵は人柄が出るというので、子どもが認められたようで嬉しい」と目を細めた。
デザインの応募総数は２６７３件。この記念貨幣の一部は造幣局から抽選で一般販売される予定。発行枚数や販売価格等は現在検討中だという。
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