手作り紙芝居に想い込め 国府津の古谷さん ボランティアで上演重ねる
市内国府津在住の古谷正子さんによる手作り紙芝居の上演会が7月22日、柳新田の喫茶店「かくれんぼ」で行われた。古谷さんが手にするのは、新聞広告のカラーページをちぎって作ったお手製の紙芝居だ。
この日上演されたのは、自身の戦争体験をもとに作られた紙芝居「いのち」。都内大森での東京大空襲と、疎開先の小田原市多古で遭遇した空襲体験がもとになっている。
古谷さんが紙芝居作りを始めたのは7年前に退職してから。「いのち」については、構想は以前からあったが「暗い話で、思い出すのがつらい記憶だったため、なかなか製作が進まなかった」と話す。今でも爆音や空襲警報のサイレンが耳に残ると言い、記憶が薄れる前に形にして人に伝える必要性を感じたという。
上演と歌の会を開催
「いのち」は明日26日(日)に国府津の長谷川さん宅で上演される。古谷さんと共に高齢者施設等でボランティアを行う、ピアノ講師の樽木圭子さんのコンサートと合わせた約1時間の催し。午後1時半スタート。
観覧を希望の人は【電話】0465・48・2855長谷川さんまで問合せを。
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