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湘南藤沢徳洲会病院 医療レポ【10】 いびきや日中の眠気...「睡眠時無呼吸症候群」?
様々な症状が取り沙汰されている「睡眠時無呼吸症候群」は、日本の中年男性の20%に治療が必要との調査報告もある疾患です。
睡眠中の無呼吸が原因による日中の強い眠気や、夜間の頻尿、朝方の頭痛などが知られていますが、重症にもかかわらず、いびきだけが自覚症状という方も少なくありません。湘南藤沢徳洲会病院の近藤哲理副院長(呼吸器内科)は「最近は自覚症状ばかりでなく、高血圧や心筋梗塞、脳卒中などの危険因子であることが明らかとなっています。認知症などの原因となることも推測されています」とその危険性を話す。通常の診断は小型の携帯装置を使い、自宅で行なう簡易検査と、1〜2泊の入院で行なう「ポリソムノグラフ検査」があります。重症と診断された場合は鼻マスクからの送気装置を装着して睡眠をとるのが標準治療で、軽症の人にはマウスピースや耳鼻科的治療が勧められます。
5月29日(水)には二宮町で近藤副院長の講演を実施。睡眠時無呼吸症候群の概要と、診断から治療までの流れを分かりやすく解説してくれる。簡易検査装置や専用の治療機器展示も併せて行なうので、気になる人は来場してみては。
■取材協力・湘南藤沢徳洲会病院
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