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患者と家族に寄り添う診療 あおぞらクリニック
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2015年1月1日
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住み慣れた家で、思い通りに暮らしたい。でも体調が悪くなった時、家族に迷惑をかけたくない…。そんな患者さんや家族の声に応えて支援してくれるのが、昨年４月に開業した在宅療養支援診療所「あおぞらクリニック」だ。
自ら病院へ行くのが困難、または退院して自宅で在宅療養をする人が安心して生活できるように―。24時間３６５日体制で関係機関と連携し、緊急の連絡にも対応してくれるのが在宅療養支援診療所。あおぞらクリニックでは、病状に応じて中島厚院長と看護師が診療にあたり、療養する人だけでなく、その家族も支える体制をとっている。
地元・小田原への恩返しを目指す
中島厚院長は、生まれも育ちも小田原。「自分を育ててくれたまちだからこそ、住む人に安心してもらえる医療体制を整えたい。病状は一人ひとり違うもの。療養中の人だけでなく、看病している人にも寄り添った医療を提供したいと考えています」と話す。
クリニックの看板や、往診に使う車に描かれた青い空と虹は、療養生活に心が閉ざされてしまっても、クリニックの存在がそこに射す光になれるように、との願いがこめられているという。『最後まで我が家で過ごしたい』という、患者や家族の思いを叶えるため、出来る限りのお手伝いをしたいと考えています」と話す。
地域の見守り他機関と連携
本人・家族が、在宅での診療（往診）を希望しても、どのような手続きをすればよいのか分からない、という場合もあるのでは。あおぞらクリニックでは、そんな時の相談役・ケアマネージャーや地域包括支援センター、訪問看護ステーション等とも密に連携。「地域のかかりつけ医」として、専門知識を持つ各分野のプロたちとタッグを組み、見守り役を務める。
「連携のメリットは、患者さん本位の診療ができること。必要に応じて、ほかの医療機関への紹介制度もとっています。住みよい小田原での生活を支える存在であり続けたいのです」。強い決意のもと、新年の診療が始まろうとしている。
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