「おすすめは『カツオサラミ』。カツオは加熱するとパサつきがちですが、しっとりしておいしいですよ」
自社製品を誇らしげに紹介するのは、水産加工品の開発や販売を手掛ける(株)COTE(西酒匂・又野裕二社長)の管理長、松村美由紀さん(30)。工場でひときわ目立つ日焼けした肌が印象的だが、それもそのはず。実は日本ランキング7位の現役ビーチバレーボール選手で、8月30日に閉幕した全国大会でも神奈川代表として優勝したばかりだ。
松村さんは高知県出身。中学でバレーボールを始め、高校3年の7月に友人とペアを組み、初めて出場したビーチバレーの県大会でいきなり優勝する。「インドア(屋内)でしかプレーしたことがなくて、息抜きのつもりだった」という。地元の大学の看護学部に進学したその夏、再びビーチバレーの大会に出場し、四国予選を勝ち抜いて国体の県代表に選出された。それを境にバレーボールから転向。「試合を重ねることで実力がつく」と、日本各地の大会に積極的に出場した。だが、看護学生は実習が多く、競技に専念するために2年間の休学を決意。プレーする環境が整う湘南に単身で移り住んだ。
見知らぬ土地で、牛丼店でアルバイトしながら練習に励む日々。プレーしたい欲求に突き動かされ、大会ごとにパートナーを探してはペアを組み出場していた。 復学して大学を卒業後、新潟の選手から誘いを受けて移住。看護師として病院で働きながらプレーを続け、アジア大会で5位に入賞するなど力をつけた。だが冬は降雪で練習できず、夜勤もある仕事との両立は厳しいことからペアを解消。3年前に再び湘南へ活動の場を求めた。
そこで知人を介して紹介されたのが今の会社。又野社長に、「好物はカツオの焼きぎり」と履歴書に書いたことで気に入られた。「子どもの頃からカツオが大好き。おかげで仕事も見つかった」。現在は午前中に練習して午後から仕事に励む日々。夏は大会出場で毎週遠征が続く。
又野社長は「全然会社にいなくて困っちゃう」と苦笑しながら、「頑張って1位になってほしいね」と激励する。松村さんも、「働く場があるからプレーできる。結果を残して恩返ししたい」と感謝し、「元気の源は『カツオサラミ』です」と宣伝も忘れなかった。
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