小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2016年3月12日
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商業ゾーン（左）と温泉・ホテルゾーン（右）
市内栄町に本社を構える万葉倶楽部（株）が、東京・豊洲に新施設をつくることが決まった。築地市場の豊洲移転に伴い、東京都が公募していた市場隣の「千客万来施設事業」で、同社が３者の中から選ばれた。
今年11月に移転オープンする豊洲市場。これまで築地市場周辺にあった場外店舗を、新市場隣に集約した千客万来施設の整備・運営事業者を、昨年から募集していた。都が委託した外部選考委員の評価をもとに、３月４日、舛添要一都知事が万葉倶楽部に決定したことを発表した。
食を起点に日本の文化を発信することをコンセプトにした同社の提案。江戸の街並みを再現したスペースでの飲食・物販店舗の展開や市場隣接地を活かした新鮮食材の販売、イベントを実施する商業ゾーンと、24時間営業の温泉・ホテルを展開する。高橋弘会長は「国内外に日本の市場の魅力を発信したい。小田原色も出せれば」と語った。
年間約２００万人の来場を想定する千客万来施設は、来年１月に着工。商業ゾーンは２０１８年８月、温泉・ホテルゾーンは19年８月の開業を予定。ラグビーＷ杯や東京五輪開催時の集客も期待できる。
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