「ここをモモの花でいっぱいにしたい」―。早川の休耕地がまたひとつ息を吹き返そうとしている。Reuse(再利用)、Rebuild(再建)、Renovation(再開発)など「再」を表す”R”の名のもとに集った柳川大輔さん(40・農家)、一寸木慎也さん(34・物流会社)、小松田勧さん(33・マーケティング会社)、内山昇さん(41・イベント会社)、永松範之さん(33・解体業)、市川敏大さん(33・造園業)の6人が団体名を「R.works」とし、休耕地を耕し今春、モモを植えた。
もとはミカン畑で、ジャングル化していた6000平方メートルの土地に重機が入ったのは1月。仕事、家庭を抱える働き盛りの6人は、休日や空いた時間を利用して徐々に荒れ果てた土地に手を加え、木を植えられるまでに再生させている。「モモの木を100本は植えたい。花が咲くには2年はかかるが、ここでお花見ができるようになれば、一夜城やトレイルコースからも近く、観光スポットになる。そうなれば、県外はもとより、海外からだって人を呼べる」とメンバーは目論む。
「壮大な大人の遊び」
きっかけは早川で行われた音楽イベント。スタッフとして手伝っていた6人は、地元の農家から早川に休耕地が多くあることを聞き、再耕作の話を聞いた。
若く行動力のある世代は「面白そう」と飛びついたが、いざ「やる」となってもたった6人。しかも資金がままならない状態でのスタート。そこで、事業に資金提供をしてくれる人をインターネットで募る『クラウドファンディング』を利用し資金調達を目指すが、今はまだまだ「手弁当」状態。それでも解体業や農家、造園業、対外的な情報発信など各々が持つ仕事の専門性を活かしての開墾、植栽作業が進められている。
彼らは自分たちの事業を「すごく壮大な大人の遊び」という。放っておくにはもったいない景観がある土地を、後世に残したかったり、この土地で作った農作物の加工、販売まですべてを手掛けようとしたりと、派生する「面白いこと」への野望は尽きない。実作業、資金繰り、育成管理などこの先に待ち構える苦難は計り知れないが、絶対にぶれないコンセプトは「楽しむことが第一」。平均年齢35歳の”壮大な男の子の遊び”はまだ始まったばかりだ。
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