おだわら名工舎は3月5日、建物をそのまま移動する「曳家(ひきや)」の体験会を実施、市内外の70人が参加した。
伝統工法に通じた職人の育成と、技術の継承を目的に活動する同団体。曳家工法が、道路拡幅や住居の移動などで昭和45年ごろまで用いられていたことを吉川征二副理事長から説明されると、参加者は驚きの表情を浮かべていた。
この日は名工舎の会員に小田原林青会が協力し、小田原地区木材業協同組合の駐車場に約1時間で4畳半の茶室を組み立てた。葉山町から参加した北川正俊さんは「建物の工法を知ることが、解体現場に立ち会うことが多い古材屋の仕事に役立つと思い、楽しみにしてきた」と、職人たちの動きを熱心に見つめた。
会場には、参加者に木と触れ合ってもらおうとさまざまな体験コーナーを設置。長さ3m超の角材を移動させる「木かつぎ」=写真中=や「鉋削り」では、大人も子どもも職人が伝えるコツを懸命に実践した。
鳶の和田泰博さんが、曳家の仕組みや建物を回転させる道具など紹介し、まもなく曳家を実施。子どもたちをメーンに11人が綱を曳き、茶室はゆっくりと約20m移動。再びコンクリートの基礎の上に収まった茶室を前に拍手が起きた。
芹澤毅理事長は「先人の知恵があり現在の我々がいる。今日のようなつながりをもとに、良い地域の輪を作っていけたら」と話した。
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