「災害時に大切なペットの命をどう守るのか―」。ペット防災の普及・啓発に取り組む「防災総合ペット育成協会」(本部・小田原市桑原)が発足する。8月11日(金)には小田原市民会館小ホールで発足式が行われる。
2011年の東日本大震災では、犠牲者とともに多くのペットの命も失われた。また、多数の人が共に生活をする避難所で、飼い主と同行避難したペットに関するトラブルが発生し、行き場を失ったり、離ればなれにならざるを得ない状況も伝えられた。「もし、小田原市で同様のケースが起こったら」。同協会の代表を務める中川都子さんはラブラドール2頭と暮らす飼い主。小田原市内で災害が起こった際、「ペットと飼い主が安心して避難できる体制を作りたい」と市内の仲間14人と3年前から準備を進めてきた。
中川さんは東日本大震災や先ごろの熊本地震の際もドッグフードやペットシート、猫の砂などを被災地へ物資を輸送するなど支援を続けている。今年5月、宮城県を訪れた際、現地の人から「避難所にペットを同行避難したとき、鳴き声やアレルギーなどのトラブルから飼い主さんが行き場を失い、自家用車に寝泊まりするケースが続出した」という現実を知った。
ペットを守る自覚とマナー
協会が活動対象にしているペットは主に犬と猫。災害に備え、「しつけの重要性」やペットの写真・5日分のフードといった「非常持ち出し品のチェックリスト」の周知、動物を飼っていない人への配慮など飼い主への啓発をセミナーやイベントを通して取り組んでいく。「災害時に市が所有する公共施設(公園等)の開放の要求、助け合える環境作りも率先してやっていきたい」と中川さん。
2013年には環境省が「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を公表し、「同行避難」を原則とすることが示された。小田原市でも2017年3月「広域避難所におけるペットの受け入れガイドライン」を作成。同行避難に対する意識は高まりつつあるが、「災害時にその場に行けば飼い主もペットも安心できるという体制作りを少しずつ進めていきたい。ペットを守るためには日常生活の中での信頼関係が重要になる。万事に備えて、これから皆様の協力もお願いしたい」と共に生き抜くために呼びかける。まずはここから「命を守る責任」を呼びかけ、果たしていく。
同協会では発足に合わせて活動メンバーを随時募集している。8月11日の発足式は午後2時から3時半。入場無料。定員300人(ペットの入場は不可)。問い合わせは同協会事務局【電話】0465・39・1313へ。
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