小田原市は5月1日からスマートフォンアプリを使って税金を納付する電子決済を開始した。外出せずに24時間納付できるため、新型コロナウイルス感染症対策としても対応している。
利用可能なアプリは、「PayPay」「LINE Pay」「はまPay」「ゆうちょPay」。対象となる税目は、市県民税(普通徴収)、固定資産税・都市計画税、軽自動車税(種別割)、国民健康保険料(普通徴収)、保育所保育料、学校給食費、水道料金・下水道使用料。利用できる納付書は、1枚あたり30万円以下のもの(LINE Payでの水道料金・下水道使用料の支払いは5万円以下)。バーコードが印刷されており、利用期限内のものに限る。スマートフォン又はタブレット端末に、利用するアプリを事前にダウンロードし、カメラでバーコードを読み取って支払う。決済手数料は小田原市の負担で、ポイントは各アプリのキャンペーンなどに沿う。
領収証書、車検用の納税証明書は発行されないため、必要な場合は窓口での支払い。また、スマホ決済で支払われた納付書での二重納付には注意が必要だという。市納税課では「市のホームページによくある質問などがまとめているため参照下さい」と話している。
湯河原町で4月に導入
湯河原町では4月から導入しており、「PayPay」「楽天銀行アプリ」「PayB」「auPAY」「LINE Pay」で、町県民税のほか、介護保険料なども対象となる。また、箱根町では「今年度中の導入を予定している」とし、真鶴町は「検討中だが、今すぐには実施しない」としている。
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