弾薬庫を訪れる 長津田歴史講座で
長津田地区センターの自主企画事業「長津田の歴史と文化講座」が２月22日に行われ、区内在住などの30人がこどもの国（青葉区）を訪れ、園内にある弾薬庫を見学した。
こどもの国は、戦時中、旧日本軍最大規模の弾薬組み立て、格納などを目的とした弾薬製造貯蔵施設だった。現在も一部、施設が残っており、今回の歴史講座で参加者は弾薬庫を見学した。
同講座の講師を務める長津田ふるさと会の久保田武光会長によると、長津田駅北口では終戦まで、木製の弾薬箱や弾薬の中の防湿筒の材料が作られており、弾薬を製造していた貯蔵施設とは関係があった。
講座当日は、参加者が奥行約８ｍ、幅約27ｍ、高さ約５ｍの弾薬庫に実際に入り見学。ライトを照らしながら案内するこどもの国職員の説明を真剣な眼差しで聞いていた＝写真。
「緑区に30年以上住んでいますが、こどもの国に弾薬庫があったことを知らなかったので、貴重な機会となりました」と参加した寺山町在住の女性は感想を話した。
久保田会長は「こどもの国に弾薬庫があること自体を知らない人が多い。講座で実際に足を運ぶことで、長津田や周辺の歴史を学ぶ機会となったのではないか」と話した。
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