人身交通事故が大幅減 啓発活動が貢献
緑警察署管内の2013年「人身交通事故発生件数」の前年比減少数が半年を経過した(6月1日)現在、48件(218件発生)と横浜市内で神奈川区の51件に次ぐ減少数となっている。12年の発生件数(627件)も11年に比べて152件減少しており、同署では日常の取締りや緑交通安全協会ら関係団体と行う事故防止を訴えるキャンペーンなどの活動が実を結んでいるとみている。
緑区独自の対策も
同署では緑交通安全協会らと小学校などで開く「交通安全教室」や区内駅前で行う交通キャンペーンなどで、区民への事故防止啓発活動に力を入れてきたほか、交通事故が多発するエリアには、過去の事故発生の傾向を緑土木事務所らと分析して、安全標識の追加などの対策を講じている。歩行者と車の接触事故が多かった三保町・「薬師谷戸」のバス停近くの三叉路には12年、『止まれ』の道路標識や車の減速を促す「減速ドット」などを加え、事故抑止にあたった。
同署ではこれらの取組みが相乗効果となって13年の事故件数減少につながっているとみている。「当署独自の取組みとして、パトカーやミニパトなどが区内をパトロールする場合、必ず赤灯をつけて巡回し、区民に注意喚起を行っている。今後もこのような地道な活動を続け、事故減少につなげていきたい」と緑署担当者は話している。
同交通安全協会の柴田敏隆事務長は「防止キャンペーンなどで区民の方と接すると、事故防止への意識が高いことが分る。件数が減っているのは、地域の皆様の協力あってこそ」と分析している。
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