毎週土・日曜日と水曜日の放課後「ハーモニーみどり」で、主に外国から来日した子どもたちを対象に学習支援が行われている―。
「外国につながる子どもの学習サポート」と名付けられたこの取組を行うのは、NPO法人ひまわりの会(伊藤真代表)。同会は2010年から、緑区およびその周辺地区に住む、主に外国から来日した小学生と中学生を対象に、日本語指導と学習指導をボランティアで行っている。
背景にあるのは、外国から来日した子どもたちが言葉の壁により学校の授業が理解できず、学校生活にもなじめず孤立しがちという現状だ。同会ではそうした子どもたちが「1日も早く日本の生活や授業になじめるように」と学習をサポート。さらに、子どもたちのコミュニケーションの場としての「居場所づくり」の側面も併せ持つ。
これまでの5年間で、サポートを行った子どもたちは60人以上。中国やフィリピン、ベトナムといった東南アジアから、ブラジルやコロンビア、ペルーなど南米の国々まで、10カ国以上の子どもたちを支援してきた。指導するのは全員がボランティア。小学生には国語や算数、中学生には英語も指導する。また、来日間もない子どもには日本語を教えることもあるという。
伊藤代表は「国際社会の中でこういう場は必要。今後も支援を必要とする子どもたちが『日本に来てよかった』と思えるよう活動を続けていきたい」と語った。
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