希望が丘商店会フェスティバルを盛り上げる上で、大きな役目を果たすのが、地元・県立希望ヶ丘高校の生徒たちだ。メーンステージのパフォーマンスや裏方などさまざまな活躍を見せる希高生たちを紹介する。
熱いステージを!ブレイクダンス部
頭を床につけて回転するヘッドスピンや片手で倒立しながら跳ねるステッピンなどアクロバティックな動きをみせるブレイクダンス。メーンステージでパフォーマンスを披露するブレイクダンス部は1月29日にハーモニーホール座間(座間市)で開催された県高等学校ダンス新人大会で、66校がエントリーする中、フリー部門で5位入賞を果たした。
「涙が出るほどうれしかった」と話すのは部長の堀尾空君。大会前は週6日、土日は午前9時から午後5時までの厳しい練習をこなしてきた部員たち。全身の疲労を抱えながらも、本番では自分たちが楽しみながら、熱いステージを観客に見せられたという。
フェスでは同部の堀尾君、吉田康太郎君、岸本魁人(かいと)君(3年)からなる「Groovy's crew」が、70〜80年代の洋楽に合わせて、1人ひとりのソロが際立つダンスをみせる。3人は「ブレイクダンスはあまり知られていないかもしれないけど、地域の人たちにも見てもらいたい」と話している。
フェス専属カメラマン写真同好会
現在7人で活動する写真同好会。フェスティバル当日は「専属カメラマン」として、イベントの様子を撮影する仕事をフェス実行委員会から任せられた。部長の橋田果奈さんは「今までは校内でしか活動してなかったから、地域に依頼されて本当にうれしい」と喜ぶ。
日ごろは自分が気に入ったものを撮影するが、今回は地域のイベントという大きな舞台が被写体だ。橋本さんは「お祭りの楽しい雰囲気をありのまま写真で伝えたい。それで、写真を渡すときに実行委員会の人に喜んでもらえたらいいな」と密かに目標を決めている。
希望が丘で再会きっかけつくった2人
フェス第2回からわたあめのブース出店などでイベントに携わっているラグビー部。今年もわたあめのほか、メーンステージのセット組立や抽選会場の誘導などでフェスに一役買う。
今でこそ吹奏楽部やフォークソング部など多くの部活動が参加するフェスティバルだが、きっかけは「都岡高校の教師と生徒」だった。ラグビー部顧問の駒村吉則教諭と、希望が丘商店会にある居酒屋「うちやま」の店長・内山幸仁さんは都岡高校(現・横浜旭陵高校)での教師と生徒の関係。5年前、駒村教諭がたまたま同店に訪れた時に再会し、当時フェス実行委員だった内山さんが「地域のつながりを強めるためにも、高校生に参加してほしい」と依頼したのが始まりだ。
年々、参加団体は増え、地元の高校生もすっかりフェスの一員に。そんな様子に内山さんは「今後も続けてほしい」と話していた。
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