市政報告 55 誰もが暮らしやすいまちづくり 横浜市会議員 木内ひでかず
私は令和6年度予算特別委員会の都市整備局の審査に登壇し、『鶴ヶ峰駅北口周辺のまちづくり』など8項目について質問。今回はより現場に則した2つのテーマを掘り下げて報告します。
・GREEN×EXPO2027の道路整備
本市では、2015年6月に米軍から返還された旧上瀬谷通信施設(旭区と瀬谷区に跨る約242haの土地)の跡地を利用して国際園芸博覧会:GREEN×EXPO 2027を開催予定です。
開催を控え、地元地域では『会場へ訪れる方々を円滑に輸送できるのか』という心配のお声があります。また、来場するための唯一の交通手段である車両(自家用車やバスなど)による周辺道路の渋滞を心配するお声も多く頂戴しています。
現状でも、八王子街道の上川井ICや環状4号線との交差点付近では日常的に渋滞が発生しています。更なる渋滞により、住民の生活に支障をきたさないよう周辺道路のアクセス機能をより強化することを訴え、上川井IC付近の拡幅を進めるとともに、環状4号線との交差点の立体化にも着手予定であることを改めて確認しています。
GREEN×EXPOを契機として行われる道路整備は、周辺地域の利便性を高めることにも繋がり、副市長から『地域の生活環境に最大限配慮して庁内の関係部署が一丸となってこの輸送対策に取り組む』との答弁も得ていますが、引き続き精力的に進めます。
・持続可能な地域交通
高齢化の進展で、その必要性は高まっており、地域交通の充実は重要な政策課題の一つです。私自身、他都市の地域交通を視察する中で、多様な地域特性とニーズがある本取組を進めることの難しさは感じていますが、代表質問では我が党の団長より公費負担も含めて一歩踏み込んだ支援の必要性について質問し、市長から公費負担のあり方を検討していくとの考えが示されました。
本市の地域交通の取組については昨年10月にタスクフォースが設置され、本年2月に「地域交通の更なる充実に向けた方向性」が示されましたが、より多くの地域で持続可能な交通サービスが確保できるよう、行政支援の在り方などを含めた新たな制度の構築も視野に入れ、よりスピード感を持って取り組みます。
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