旭区に住む現役大学生の青崎有吾さん(21)が今年4月、鮎川哲也賞を受賞。初の「平成生まれ」の受賞者となった。受賞作「体育館の殺人」は10月15日に東京創元社より出版され、早くも増版が決まっているという。
同賞は、本格推理作品を志す新人発掘のために同社が主催しているもので、今回で第22回を迎える。
本作の舞台となった高校は、青崎さんの出身校でもある区内の県立高校がモデルとなっている。「いちばん馬が合う」というアメリカの推理作家、エラリー・クイーンにも劣らない論理的な推理で密室殺人の謎が明かされていく。
青崎さんは幼稚園に通う頃から、月に2回は旭図書館に連れて行ってもらったというほど、根っからの読書好き。初めて小説を書いたのは高校1年の時で、夏休みの自由課題として完成させた。明治大学文学部に入学すると、ミステリ研究会に入り、2週間に1回の読書会や書評会など、読書漬けの日々を送る。本作は昨年の夏休みを利用して書き上げたという。現在は3年生で、冬休みを使って一気に続編を仕上げる予定だ。
四六判330ページ、1700円(税別)。詳細は東京創元社【URL】http://www.tsogen.co.jpへ。
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