シンガポール赤十字社のJRC(青少年赤十字)指導員ら9人と同職員らが6月15日、二俣川看護福祉高校(中尾・江里口浩校長)のJRC部を訪問した。同部は週に2回程度活動。主に、心肺蘇生の練習や、災害時の応急手当などを学んでいる。同部の部員らは、訪問団と三角巾を使用した緊急時の応急手当などを練習しながら、交流を楽しんでいた。
「最初は、英語が話せないからどうしようかと思った。でも交流してみると意外と通じるんだなと」と笑顔を見せたのは松林果鈴さん(2年)。シンガポールの指導員らは部員の活動を興味深く見学。時折、生徒らに質問を投げかけていた。
はじめは緊張していた部員たちも、活動の様子を説明するうちに、徐々にシンガポールの指導員らと打ち解けていく様子が見られた。「優しかった。私たちの話す英語をがんばって理解しようとしてくれた」。交流終盤では教室に笑い声が溢れた。同部の活動を見学した訪問団のメンバーからは「非常に興味深かった。早くから専門性の高いことを学んでいることがすごい」といった感想が聞かれた。
集めた寄付金 熊本へ
同部は、今年4月に発生した熊本地震の被災地を支援するため、4月末から5月中旬にかけて二俣川駅歩道橋などで募金活動を実施。92万1044円の寄付金を集めた。寄付金は全額が日本赤十字社を通じて被災地支援に使われる。部長の青木柚璃さん(3年)は「こんなにたくさんの募金が集まるとは思っていなかった。被災地の支援に貢献できたのでは」と話した。
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