平和への歩み新たに 慰霊堂で戦没者追悼式
神奈川県主催の戦没者追悼式が5月10日、港南区最戸にある戦没者慰霊堂で開催された。黒岩祐治知事のほか、県議会議員や市町村長、遺族など1500人ほどの参加があった。
黒岩知事は冒頭で東日本大震災にふれ、「先の大戦の焦土の中から、戦後の復興を遂げた日本国民は未曾有の自然災害も必ず克服できると信じている」と被災地にエールを送った。続いて式辞では「私たちが享受している平和と繁栄は、戦争により、心ならずも命を落とした多くの方々の尊い犠牲を礎にしていることを忘れてはならない」としたほか、「戦後生まれが大半を占める現在、戦争体験の風化が危惧されている。今こそ、平和の尊さ、戦争の悲惨さを次の世代にしっかりと継承すると共に、世界の恒久平和に向けた歩みを進めていかなければならない」と語った。
式辞後は遺族代表らによる献花が行われたほか、遺族援護事業功労者14人に対して表彰も行われた。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>