港南消防署(加藤雅之署長)は6月8日、迅速かつ適切な応急手当で人命を救った功績に対し、港南スポーツセンターの川口俊行所長と廣田康博副所長に感謝状を贈呈した。
事故発生は4月27日夜。18歳の男性が同施設でフットサルの練習中に倒れ、心肺停止状態に。知らせを受けた2人は胸骨圧迫とともにAEDを起動させて電気ショックを与えると、心拍と呼吸が回復。駆けつけた消防隊に引き渡し、男性は一命を取り留めた。男性はすでに社会復帰を果たしているといい、加藤署長は「2人の連携プレーで尊い命が助かった。いざという時に行動するのは、とても勇気がいること」と活躍を称えた。
同施設に在籍する全職員は、横浜市消防局が実施する普通救命講習や上級救命講習の修了者。救助訓練も定期的に実施しているが、実際の場面に遭遇したのは今回が初めてだったという。
川口所長は「慌てずに対処できた。施設として人命救助が第一なので、助かってよかった」と感想を述べた。また、救命講習会で教える資格をもつ廣田副所長は「当施設でも年1回、心肺蘇生を習得する講習会を行っている。心肺停止はいつ起きるか分からないので、多くの人に受講してもらいたい」と話していた。
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