小学生を対象に、1泊2日の日程で行う防災体験が7月末、南台小と日野小を会場に実施された。
7月17日・18日の2日間、南台小で行われた「子供防災体験キャンプ」は笹下連合町内会(清水鐵夫会長)の主催によるもの。これは南台小と相武山小の児童を対象に、被災時を想定して毎年行われている防災訓練で、今年で12回目。当日は児童342人に加え、笹下中、東永谷中、港南中の生徒計57人と地域住民138人がボランティアとして活動を手伝った。
参加者は、港南消防署の協力のもと港南ふれあい公園で消火訓練などを行った後、南台小に移動して校庭でカレーライスを自炊。食後はキャンプファイヤーを楽しみ、夜は体育館でざこ寝を体験した。
同連合の荻久保頼則副会長は、「地域にも恒例行事として定着してきた。東日本大震災の発生を受け、自炊して体育館に泊まるキャンプの意義はさらに大きなものになったのではないか」と話していた。
一方、7月23日と24日には日野小学校で「日野の子・夏のフェスタ!」が行われた。この防災イベントは今年で3年目、昨年は港南区より防災に貢献したとして表彰されたもの。
当日は同小PTAとおやじの会の共催で行われ、地域住民らも参加。児童は校庭で消火器訓練や救助袋、起震車などを体験、防災釜で作ったハヤシライスを食べ、夜の校舎内を探検した。その後、5・6年生だけが学校に残り、キャンプファイヤーと体育館での就寝を体験した。
同小PTAとおやじの会は、「昨年、この防災体験で多くの子どもたちが起震車を経験し、東日本大震災では落ち着いて行動できたと聞いている。また、こうしたイベントで地域に顔見知りを増やすことは、実際に被災したときにも活きてくると思う」と語っていた。
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