留学生が剣道体験 LC事業に剣友会が協力
国際的な奉仕団体「ライオンズクラブ国際協会」が実施している青少年交換留学で受け入れた海外の学生が、日本の文化を学ぶ一環として剣道を体験した。
全国のライオンズクラブの中でも神奈川県のほか、東京都、埼玉県、山梨県、伊豆大島で構成している330複合地区は今年、16歳から20歳までの国籍も様々な学生約20人を受け入れている。留学生は5週間にわたって日本に滞在するが、7月20日から8月3日までは八王子セミナーハウスでサマーキャンプに参加し、日本文化などを体験した。
今年は横浜港南ライオンズクラブの山野井武男さんが交換留学の責任者ということで、港南区内の各団体が日本舞踊や民謡など日本文化の体験に協力。その中で港南剣友会(田野井一雄会長)も協力することになったという。
剣友会は中学生以下の子ども17人を含め、28人で参加。普段の稽古の様子を見せたほか、留学生に袴や道着を着せ、面を付けて剣道の体験も実施。その後はバーベキューを一緒に楽しみ、剣友会の子どもたちも片言の英語でコミュニケーションを取っていた。
留学生には「礼に始まり、礼に終わる」といった作法も説明されたほか、剣友会の伊東廣明副会長が「剣道は『相手を大事にすること』を心がけているので、試合中は声を出して応援しないし、勝っても喜ばない。剣道は競技の場ということだけではなく、精神修行の場でもある」と話すと、留学生は文化の違いに驚いた様子だったという。一方、体験後には「母国に帰ったら剣道をやってみたい」と話す留学生もいるなど、貴重な経験となったようだ。
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