下永谷神明社で26日、世話人会の有志10人が茅輪(ちのわ)づくりを行った。翌27日に斎行した「夏越(なご)しの大祓(おおはらえ)」で参拝客がくぐった。
夏越しの大祓は半年間で身についた罪や穢れを、「よく切れる」とされる茅で作った茅輪をくぐり抜けて祓い、次の半年間を健やかに過ごせるように無病息災を祈る日本古来の神事。
専門職人に依頼することも多い茅輪づくりだが、同神社では6年前から神職の呼びかけで、世話人会が茅集めから行っている。
当初は完成写真を見本に手探りで製作を始めたが、今では茅がよく見えるようにしたり、飾りを加えたりするなど、同神社ならではのこだわりも持つように。
この日は総代会長の林博雄さんや大工の松原正雄さんが指揮を執り、皆で手際よく動きながら、約1時間かけて完成させた。林さんは「今年は最高の出来。茅輪づくりが地域の伝統になれば」と笑顔で話していた。
茅輪はきょう30日まで設置しており、同神社では「神事以外でも、多くの人にくぐってほしい」としている。
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