「『簡単な在宅ワークで副収入』というチラシを見て…」「ではまず教材を50万円で購入して下さい」―これは、市民劇団「ウェスト・ハウス」(美姫ヒカル子代表)が演じる内職商法(詐欺)の一幕。
西区の藤棚地域ケアプラザを稽古場に活動する同劇団。「市民参加型のまちづくり演劇」を目指して1998年に設立され、市や国と協働で振り込め詐欺や悪質商法、いじめや「地下室マンション」など、その時々の市民の関心の高い問題を取り上げてきた。今年度の横浜市市民活動支援センター自主事業の補助金対象にも選ばれるなど、地道な活動が評価されている。
台本は実際に被害にあった人に取材し、専門家に話を聞いて作り上げる。代表の美姫さんは「一般的な演劇ではなく、身近な問題を演じることで人の役に立てるのが嬉しい。『まさに同じ手口に遭った』『わかりやすく楽しく学べた』と反響を頂いています」と話す。
来年3月に公演
劇団は現在、来年3月の公演に向けて稽古中で、新規団員を募集している。応募条件は市内在住、在勤、在学の13歳以上の男女。経験不問。締め切りは6月20日(水)。問合せは同劇団【メール】uesutohausu@yahoo.co.jpまで。美姫さんは「単なる演劇発表ではなく、演じる側も観る側も、演劇を通じて『安全・安心な街づくり』に興味を持つきっかけになれば」と呼びかけている。
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