「元街・タウンウォッチング」をテーマにした小学生の総合学習が、このほど、中華街を紹介する「飛び出す絵本」として結実した。
市立元街小学校(中区山手町)の4年2組担任、菅谷泰尚教諭が一年かけて取り組んできた授業で、地名の由来調べなど生徒自ら考える点を重視してきた。
その中で、赤く塗られた電柱など、多くの生徒が中華街の風情に関心を強くし、白虎・青竜・玄武・朱雀の「四神」に守られた街のつくりをはじめ、関心事を探求し始めたという。
菅谷教諭は、生徒の研究成果を形に残そうと、昨夏に生徒が校外のワークショップで知り合った絵本作家の山本省三さんに講師を依頼。協力を得て絵本を制作することに。高林愛梨さん(10)は「前は古いまちだと思っていたけど、活動を通して人と人が支え合ってできた歴史ある伝統的なまちだと思うようになった」。飯山凜さん(10)は「今よりもよい中華街になるように、お祭りに積極的に参加していきたい」と話した。
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