中区・国際大通りの「みなとみらいトンネル」が3月19日、開通した。渋滞緩和を目的にみなとみらい21地区のまちづくりの一環で、1986年に着工。神奈川区と西区を隔てる帷子川に架かる「みなとみらい橋」から、新港町の歩道橋「サークルウォーク」まで、総延長は約1・3Kmに及ぶ。
トンネルは99年に完成していたが、建設当初の交通量の想定を下回っていたため開通が見送られていた。しかし昨今の街区開発で週末を中心に混雑がみられるようになり、完成から14年を経て上部に通る国際大通りとの併用が決まった。今後同地区に、新たな商業施設や結婚式場などがオープンすることも開通を後押しした。総事業費は約300億円、開通のための基盤整備費は約1億5千万円。
開通当日は地元の本町小学校(長谷川祐子校長)3年生による渡り初めが行われ、約100人が参加。初めて歩いて通るトンネルに、児童の一人は「涼しかった。次は車でも通ってみたい」と感想を語った。市港湾局(中島泰雄局長)の小室敏祐建設課長は「トンネルを通れば信号を6基避けられるため、みなとみらいを通過したい車が渋滞に巻き込まれなくなる。交通が円滑になり、街の活性化につながれば」と話していた。
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