2013年度の横浜市民意識調査の結果がこのほど公表された。区別の結果では、中区・西区ともに周辺環境の総合評価で「暮らしやすい」と回答した人が市の平均より高かった半面、中区では「バスや地下鉄などの便」への改善要望が高く、西区では「保育所や公園などの子育て環境」について不満の割合が市内で唯一2割を占めた。中区・西区の主な結果は以下の通り。
中区
中区の周辺環境の総合評価では「暮らしやすい」と回答した割合が西区、港南区に次ぐ市内3位の85・9%。定住意向も市内で4番目に高く、「防災・防犯などの安心さ」や「学校、図書館など教育・学習環境のよさ」で高い満足度の結果が出た。しかし、「交通・通勤の便利さ」では「不満」「どちらかというと不満」と回答した合計が市内で4番目に高かった。
この状況を反映するように、中区民の市政への要望で「バス・地下鉄などの便」が2位になるなど、市内東部地域で唯一この項目が挙げられた。
西区
対照的に西区では、「交通・通勤の便利さ」の満足度が市内1位で、周辺環境の総合評価でも「暮らしやすい」との合計満足度が88・9%と市内1位だった。 一方で、「緑や自然の豊かさ」などで満足度が低く、特に「保育所や公園などの子育て環境のよさ」では不満を表した回答が市内最多だった。
また、「近所づきあいのしやすさ」では満足度を示す回答が市内最低。「顔もよく知らない」との回答が11・1%と市内2番目に高く、「人間関係が薄く、みながばらばらな感じでさびしい」との回答も多かった。
市民意識調査は、市政運営や政策立案に役立てようと市が毎年行っているもの。調査は昨年6月から7月に行われ、20歳以上の市内在住者2153人から回答を得た。このうち、中区民は78人(3・6%)、西区民は36人(1・7%)だった。
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