神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2014年10月16日 エリアトップへ

地震火災に備え、意見交換 横浜で防災交流会

公開:2014年10月16日

  • LINE
  • hatena
パネラーとして市の防災対策を説明する中消防署の小野署長(右)
パネラーとして市の防災対策を説明する中消防署の小野署長(右)

 市民や専門家が共に防災について考える「神奈川県防災交流会」が9月29日、メルパルク横浜で行われ、約350人が参加。第一部では「首都直下地震による延焼火災に備える」というテーマで、パネルディスカッションが開催された。

 阪神淡路大震災で最も火災被害が大きかった現場を指揮した神戸市西消防署の鍵本敦署長は「大地震では一般住宅や工場などの同時多発火災が起こる。早朝の発生にも関わらず、公の消防力だけではとても対応できなかった」と当時の状況を説明。中消防署の小野和夫署長をはじめ、町内会連合会や福祉団体の代表パネラーがそれぞれの立場での災害対策や情報を交換し、互いの認識を深めた。

 第二部で講演した女優の五大路子さんは、東日本大震災後舞台を続ける際に、仲間に支えられた経験から、日頃からコミュニティを育むことの重要性を強調。被災地での話や芝居を交えながら、会場に防災の大切さを呼びかけた。

 主催団体の一つであるNPO法人日本防災環境の清水健男理事長は「一般火災は小さな火元から発生するため、日頃の訓練と準備による初期消火ができれば住民の力で大火を食い止めることができる。地域にあわせた防災対策と心構えが最大の災害対策となる」。今後の地域防災の一つとして、各団体の連携強化や現役を退いた消防関係者による新たな防災組織の構築も働きかけたいとしている。

地震火災の原因電気が3割

 倒れた電気器具からの発火や停電後の通電時に切れたコードから火花が出るなど、東日本大震災の火災の3割が「電気火災」だったという調査結果を受け、今月から内閣府で本格的な対策が検討されることになった。横浜市は全国に先駆けて昨年度から木造住宅密集地域を対象に感震ブレーカー設置の補助金制度を開始したが、認知度の低さから、申請が伸び悩んでいる。

 阪神大震災でも出火原因の6割が電気火災だ。「震災を経験した神戸でさえも感震ブレーカーの普及は進んでいない。高齢者宅では停電で使ったロウソクからの出火も多い」(鍵本署長)といい、一般家庭へのいち早い普及が望まれている。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

中区・西区・南区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

全国大会で準優勝

みなと総合高校チアダンス部

全国大会で準優勝

4月25日

お金の大切さ 子どもに

横浜幸銀信用組合

お金の大切さ 子どもに

オリジナル冊子を制作

4月25日

大型客船4隻 同時着岸

大型客船4隻 同時着岸

 横浜港 月2回は日本初

4月25日

新たに8件をME-BYO BRANDに認定

【Web限定記事】

新たに8件をME-BYO BRANDに認定

神奈川県がME-BYO BRAND認定証授与式を開催

4月25日

神奈川版が発売

地球の歩き方

神奈川版が発売

全33市町村網羅532ページ

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

中区・西区・南区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook