南区との区境の市立石川小学校(石綿久嗣校長)を12月3日、北京パラ五輪の日本代表で柔道競技に出場した初瀬勇輔さんが訪れ、350人の児童を前に課外授業を行った。
2020年の東京五輪・パラ五輪の開催を前に機運を高めようと、市が行う選手とのふれあい事業。講師の初瀬さんは、約10年前の大学在学時に緑内障を患い、視覚障害に。「友達の顔が分からなくてつらかった」と当時の胸の内を告白。療養中、家族や友人に支えられたことや、パラ五輪を見たことで高校まで続けていた柔道競技を再開したエピソードなどを話した。
その後、同校教諭を相手に柔道の投げ技を披露すると、素早く力強い動きに児童から歓声が上がった。初瀬さんは、「夢や目標に向かって頑張ることが大事。たとえ叶わなくても、頑張ったことが力になる」と話し、「まちで障害がある人を見かけたら声をかけてあげてほしい」と伝えた。石綿校長は、「児童は大きなハードルを乗り越えた初瀬さんのように、夢に向かって前向きに進むことを学んでもらえたら」と願った。
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