大口商店街エリアでまちゼミ開催を導く 濱崎 勇さん 大口通在勤 53歳
「大口が好きだから」
○…横浜信用金庫大口支店長を務める傍ら、「まちゼミ」の開講で大口の商店街を活性化させようと奔走する。商店主が講師役になり、生活で役立つ知識を教える街のゼミナール。きっかけは「まちゼミ」開催の第一人者、松井洋一郞さんとの出会いだ。「話を聞いたときは、目からうろこが落ちた。商店主がゼミで専門知識を披露することで、街の人がファンになる。個店が元気になれば、商店街も活性化するからね」と胸を躍らせる。
〇…「横濱で生まれ、川崎で育ったから「濱崎」って言うんだよ」と笑うユーモアの持ち主。「将来を見据えて安定した生活を送りたい」と横浜信用金庫に就職した。2014年に大口支店に着任。「地域から選ばれる金融機関を目指したい」と大口支店2階にある会議室を地域へ開放したり、納涼祭・婚活イベントなどの運営にも携わっている。日頃から地域と密に関わることで築いてきた信頼関係は、社内の営業成績にも表れており、「優秀店舗賞」も昨年の下期、今年の上期と連続で受賞した。
〇…街の人からは「地元に住んでいるわけでもないのに、何で商店街のために動いてくれるのか」と聞かれることも多い。「大口が好きだからです」が返しの常套句。「赴任時から人情味や優しさに溢れる街が好きになった」と振り返る。「商店街が活気づくことで支店を出すとか、改装リニューアルにともない、大口支店の私のもとに訪ねてきてくれることが夢なんですよ」と熱視線。
〇…宮前区に妻と2人で暮らす。休日は夫婦でゴルフに行くことが楽しみのひとつ。「妻に背中を押されゴルフを始めた。それがきっかけで地域との関係も広がった」と感謝を述べる。大口通商店街は、19年に70周年を迎える。「たくさんの方にお世話になった。周年になる前に恩返しとして何か残せたら」と来年の開催を目指して「まちゼミ」の準備を進めていく。
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