「神奈川日調会 横浜北部支部」の支部長に就任した 小山 正武さん 神大寺在住 61歳
飲食の安全支える牽引役
○…神奈川区・港北区の飲食店経営者が所属する「神奈川日調会 横浜北部支部」の目的は、調理師の地位向上と安心・安全な飲食店づくりだ。「飲食業は、下手をすれば食中毒などお客さまの生死に関わるもの。しかし、現状では届出だけ提出すれば飲食店が出せることが問題」。飲食店に最低一人の調理師を置くよう義務づける「調理師必置法」の制定に向けて、活動を展開している。
○…「有言実行」が信条。「何事も引き受けた以上は一生懸命やる。地域貢献活動も含めて、多くの付き合いから横の繋がりが生まれる」。来期にはライオンズクラブのガバナーに就任。「色々と頼られるのは、結構好きだね」と笑う姿は、”良い兄貴分”を感じさせる。「何をするにも、みんながやる気にならないと進まない」。横浜商工会議所の北部支部長として、目上のメンバーにも物怖じせず意見する姿勢が、人望を集める所以だ。持ち前の行動力でチームを動かす。
○…生まれは新潟。築地で働いていた兄の関係で、17歳の時に上京した。築地と横浜の市場で修行を積んだ後、1977年に野菜卸業を行う(株)つま正を創業。「ここまで順調に来た。自信も実績もある」と断言する様は頼もしい。7年前には知り合いから商標を継承し、チーズケーキ店「ガトーよこはま」をスタート。以後、市内各地に出店を果たしてきた。「出会いを大切にすること。そうすれば、ちゃんと付き合いも続く」。市の「街なかちょい土産」にも選ばれた逸品は、この心から生まれた。
○…今後は、日調会の存在意義を多方面に周知し、さらなる食の安全に努めていく考え。社長業は65歳で退く考えだが「引き続き色んな活動に参加すると思う。人のために使う人生にしたい」。その一方で、年に何十回も訪れるほどの京都好き。「本当は女房とゆっくり旅行したいけど、今はちょっと…」。まだまだ忙しい日々が続きそうだ。
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