横浜・川崎市内61クラブの代表として奉仕活動をしている 市川緋佐麿(ひさまろ)さん 国際ロータリー第2590地区ガバナー 71歳
「RCの良さ、伝えたい」
○…地域社会のリーダーや事業主らが奉仕活動に従事する世界的組織、ロータリークラブ(RC)。横浜、川崎市内にある61クラブを束ねる13〜14年度のガバナー(代表)に今月1日、就任した。所属する川崎RCからは5人目のガバナーとなる。任期は1年。世界各地のRCで取り組むポリオ(小児マヒ)の撲滅運動や世界平和に関わる運動の推進、さらには地域内のクラブの活性化に力を注ぐ。「RCの仲間は年齢、職業を超えて立派な方ばかり。RCのすばらしさを多くの人に知っていただけるよう活動したい」と抱負を語る。
○…RCの最大の魅力は「相手が喜び、ひいては、自分自身が幸せになる奉仕活動に対する考え方」ときっぱり。これまで各クラブは奉仕事業を通して多くの幸せをつくりあげてきたという。一方でその取組みが世間に知れ渡っていないことに歯がゆさを感じている。「それぞれが哲学を持って取り組んできた。皆、RCがあって、一生懸命やっていることを伝えたい」と力を込める。
○…川崎RCには82年に入会し、03〜04年度には同クラブの会長を務めた。RC入会以前は、川崎青年会議所(JC)で汗を流し、南武線にドラえもん電車を走らせる事業に奔走した経験をもつ。本職は、川崎稲毛神社の宮司。今年に入り、神職身分が最高位の特級(県内現職では2人目)となった。宮司職での功績に加え、長年にわたる地道な地域活動も評価されての昇格とみられる。
○…10月中旬に川崎駅前で開く地区大会は、斎藤文夫大会委員長(川崎RC)指揮の下、本会議や委員会の開催、クラシックコンサートや科学者による講演会、横浜、川崎関係の浮世絵作品の展示などを計画している。「地区内の会員が一年に一度顔を合わせる大会。文化的、アカデミックな催しを通じて会員同士の絆が深まる機会にしてもらいたい」と語る。現在、9人暮らし。
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