神奈川防火防災協会の会長として地域の安全・安心対策に取り組む 河西 哲男さん 六角橋在住 62歳
「戦隊ヒーロー」のごとく
○…神奈川防火防災協会の会長として、区内の企業や団体など300以上の会員を引っぱる。火災予防や防災活動の取り組みを通して、会員の防火防災力の向上につなげようと尽力。神奈川消防署の指導を受けながら、セミナーや講演会、自衛消防隊の消火技術訓練会などに取り組む。「最近は一般区民にも防災意識を高めてもらおうと、消防署・行政と協力して『防災セミナー』を開いています」
○…緑区中山で生まれ育った。中・高・大と日吉に通った慶應ボーイ。しかし、時は学生運動真っ盛り。大学の授業はほとんど行われず、授業を受けた記憶は少ない。「その代わり国内外問わず旅行に出かけ、ありとあらゆる本を読み漁った」と懐かしむ。1972年のミュンヘン五輪の時には、現地のドイツ語学校へ通い競技会場でアルバイトを経験。そこで美しいドイツの街並みに魅了され、今でも時々旅行に行くほどお気に入りの街となった。
○…子安通に構える工業・医療用高圧ガスやその設備を取り扱う渡商会に就職。営業マンとして全国を飛び回った。2000年、父の引退で社長に。05年に防火防災協会の会長に就任した。日々の活動を通して「いろいろな業種の人たちと交流してつながりを持つことができるのは嬉しい」と話す。今年4月に火災予防協会から名称を変更。「火災予防だけでなく、広域災害に対する防災力強化という意味でも、幅広く取り組もうという思いが込められている」
○…「あ、キョウリュウジャーが出てる」。タウンニュースの記事を見て思わず声を上げてしまうほど、孫が大好きな戦隊ヒーロー情報に敏感だ。今でもドイツ語の勉強は欠かさず、「1年くらいウィーンに住んでみたい」と目を輝かせる。普段は160人の社員と家族を支える経営者。「今後は大企業だけでなく小さな企業も協会の活動に参加しやすい環境を整えていきたい」と意気込む。
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