「はためきアート展」の実行委員長としてアートを通じたまちづくりを進めている 宮川 真治さん 六角橋在住 55歳
「できることを一生懸命に」
○…「『芸術』って考えると難しいけど、もっとお手軽お気軽で良いと思うんだ」。実行委員それぞれが役割を分担して準備を進めている。「フラッグを刷っているのは俺。要は言いだしっぺだから」とにっこり。六角橋商店街で猫関連の雑貨店「ムーンキャット」と「二階劇場」を営む。その店先にたたずむ猫のオブジェを指さし「あの猫みたいに、街角におもしろい・素敵っていうものが増えたら、この世界はもっと豊かになるんじゃないかって」
○…中学時代に友人とフォークバンドを結成。その後、コンテストやテレビ番組を通じて人気を呼び、自身の事務所まで立ち上げ、ライブ出演は年間150本にも上った。30歳を目前に解散。急にログハウスが作りたくなり修業の道へ。「風丸ファクトリー」として、元町の老舗レストラン・汐汲坂ガーデンのデザインから設計、製作までを手掛けた。さらには、イラストレーターである妻の絵に詩をのせた絵本も作った。ムーンキャットは、物語に出てくるカフェをイメージして作られた店。「どれも趣味とは違う。『創作』として全て同じレベルでやっている」
○…「街中でいきなりアートを展示したり、音楽を奏でたらおもしろそう」と、アートイベントCAMPARTを始めた。その3回目として位置付けられている今回のイベント。最近のアート展は売れるものを作る傾向にあるというが、「お金になるとか気にせず『これが芸術だぜ』って、気楽に気ままにやろうよ」とタバコをふかす。「できることを、できるときに、できるだけ一生懸命やろう」が口癖。
○…「16歳なのに、ものすごく食欲旺盛」という、長毛種のノルウェージャンフォレストキャットを飼っている。自然に身を投げ出すのが好きで、年に数回キャンプをする。「60歳までに岸根公園ででっかいアート展みたいなものをやりたい。はためきアート展は今後どんな風に発展していくかな」と夢を膨らませる。
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