神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2015年4月23日 エリアトップへ

首都圏26館で上映されている横浜プロモーションアニメを制作した 奥田 昌輝さん 白幡向町在住 29歳

公開:2015年4月23日

  • LINE
  • hatena

一枚一枚に命吹き込む

 ○…若手アニメーション作家支援プロジェクト「第1回ハンドメイドアニメーショングランプリ」で横浜賞を受賞。これをきっかけに、市の依頼で横浜プロモーションアニメを手がけた。「仕事で依頼されて作ったものと違い、自分らしいテイストで作れたのが楽しかった」とにっこり。生粋のはまっ子とはいえ、イメージを掴むのに苦心。「三溪園は実際に足を運んだ」と、約半年かけて完成させた。

 ○…港南区出身。兄に連れられて地元の少年野球チームで汗を流した。「本当はサッカーがやりたくて、サッカー用のリュックにグローブを入れていた」と笑う。高校では軽音部に所属。サラリーマンにはなるまいと、ミュージシャンにあこがれた時期もあったが、芸術への興味から多摩美大へ進学した。ある日、学内で偶然足を運んだ上映会。「平面的というイメージを覆す、立体感と質感にあふれた作品に魅せられた」と、アニメーションを学び始める。

 ○…東京芸大大学院在籍中、ガムが好きな嫌われ者の小学生を描いた短編アニメ『くちゃお』がスペインの映画祭などでグランプリに選ばれた。既存の音楽に合わせて映像を作るのではなく、歌も一から自作して素人の子どもに歌ってもらった。「正しいものや美しいものはつまらない。負の方が面白い」とニヤリ。メタモルフォーゼという、登場人物や背景が変形しながらシーンが移り変わる技法を巧みに使う。「アニメーションの基本みたいなもの。一枚一枚が重なることで動いていく過程が楽しい」と目を輝かせる。

 ○…「住む環境が作品に影響を与えることはよくある」。白楽で暮らして1年半。隣近所で出会ったユニークな人や気になる人は、材料として頭の引き出しにしまっておく。今は新作のアイデアを膨らませる日々。「自分の絵は自分でしか描けない。自分らしい作品を作り続けたい」と、世界三大映画祭入賞の主人公となる日を思い描く。

神奈川区版の人物風土記最新6

嶋崎 孝浩さん

4月に神奈川図書館の館長に就任した

嶋崎 孝浩さん

立町在勤 60歳

4月25日

久保田 剛さん

この春から神奈川警察署の署長を務める

久保田 剛さん

神奈川在勤 58歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

神奈川区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook