神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2012年7月6日 エリアトップへ

廃油石けんを広める活動に取り組む「グループせっけんの家」の代表を務める 藤原 美子さん 麻生区在住 53歳

公開:2012年7月6日

  • LINE
  • hatena

「排水口の先」守れる未来に

 ○…家庭ででた使用済みてんぷら油から作る石けんを広めようと地域で講座などを開く。3年前、会が資金不足で活動休止に追い込まれる最中、代表に就任した。成果が見えない現状に意気消沈する雰囲気を何とか盛り上げようと試行錯誤の日々が続いた。主催者と参加者、双方が楽しみながら環境への意識を高められる方法としてイベント型講座に着目。料理教室などを通じ、参加者が実際に石けんを使用する機会を積極的に設けることで周知の裾野を広げた。

 ○…1959年、東京都生まれ。小学校1年から始めたピアノが進路を決めた。音大に進むと、卒業後は音楽講師に。結婚後は近所の子どもたちにピアノを教える日々が続いている。栗平で始めたピアノ教室も今年で20年目。当時から通う子どもたちが大人になる様を見ると感慨深い。「生徒さんたちの成長を見ていると、何事にもじっくりと時間をかけることが重要だと気付かされる。良さと喜びを感じてもらうことが大切」。水環境を守る活動にも通じるセオリーを見つけた気がしている。

 ○…環境問題を長いスパンで見たとき、未来を担う子どもたちに思いを伝えていくことの重要性を感じた。夏休み親子講座を開くのもそのため。現在市内にある約100の小学校で食器洗いなどに使用されている廃油石けんの存在を子どもたちに知ってもらいたいと奔走する。「廃油石けんが学校で使われていることを知らない子も多い。資源循環を身近なところから気付いていってほしい」

 ○…石けんの普及に留まらず、今年は「排水口の先」を見据えた活動をしていきたいと考える。地域を流れる麻生川の水質調査を企画し、多くの人に水環境を意識してもらおうとアイデアを巡らせる。「最近は近隣の宮前区や多摩区からも企画に参加してくれる人がでてきた。多くの人たちと手をとりあい、活動を広めていきたい」
 

宮前区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

飯田 康行さん

宮前消防署長に就任した

飯田 康行さん

横浜市在住 58歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

森川 敦子さん

運営する学童で企業と共創しSDGsプログラムを実施した

森川 敦子さん

宮前区在勤 38歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

岸 真介さん

馬絹地域の有志を率いて落書き消しを行った

岸 真介さん

馬絹在住 67歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook