活動35年目を迎えたハワイアンミュージシャン アグネス キムラさん 宮前平在住
ハワイと日本の架け橋に
○…ウクレレやスラッキーギターを奏でながら、ゆったりとハワイ語で歌うミュージシャン。時には、フラダンスやタヒチアンダンスを披露することも。今年は活動35年目を迎え、自身7作目となるCD『ナニアヒアヒ』も発売した。「ハワイアンミュージックは歌だけじゃない。楽器や踊りがあってこそ。披露するたびに、奥深いハワイの文化に触れている気分」とにっこり。
○…出身は静岡県。当初はジャズシンガーを目指していたが、アルバイト先のハワイアンクラブでフラとタヒチアンダンスに出会い、運命が変わった。「最初はどれも同じ曲に聞こえて。でも、ある時、まとまって聞こえていた音が旋律で聴こえて。いいメロディだなと思った」。以来、猛然と努力を始めた。苦手だった裏声も出せるようになるにつれて曲のレパートリーも増えていった。「いつも、いい歌に巡り会わせてくれてありがとうって思いながら歌っている」
○…「私はあくまで偽物。どんなに練習してもハワイアンにはかなわない」と謙遜する。「だからこそ、一番大切にしたい曲」なのが、移民として渡った日系人たちがサトウキビ畑で歌ってきた労働歌『ほれほれ節』だ。「この歌を知らずして何がハワイアンミュージックだと思った」と振り返る。「日本人にしか表現できないと思う。私らしさを探しながら、ハワイと日本の架け橋のようなレパートリーにしていければ」
○…宮前区に住んで25年が過ぎた。「実はまだ宮前区でショーをしたことがないの。チャンスがあれば区民祭にも出てみたいな」と明かす。温泉が大好き。近くの温泉にはよく行くという。仕事場は世界。国内やハワイでのショーはもちろん、世界一周クルーズに乗船してショーを披露することも。オフはパソコンの前でブログやフェイスブックの更新に励む。「これからもずっと歌い続けていきたい」と目を輝かせた。
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4月26日
4月19日