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宮前区版 公開:2012年11月23日 エリアトップへ

ピアノデュオ「ゲンソウジン」はじめ、幅広く活躍する 持田 正樹さん 区内在住 45歳

公開:2012年11月23日

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クラシックもっと身近に

 ○…妻である日南由紀子さんとのピアノデュオ「ゲンソウジン」として、12月9日に高津市民館でコンサートを開く。「クラシックの魅力をたくさんの人に味わってほしい」と、本格的なクラシック演奏とソプラノ歌手、バレエもプログラムに組み込むなど家族で楽しめるコンサートをめざす。

 ○…ピアニストを志したのは小学6年生の頃。それまでは電子ピアノを習っていたが、コンサートで耳にしたパイプオルガンによるバッハ「トッカータとフーガニ短調」に魅了された。「自分もあんな荘厳な音色を奏でることができたら」。地元の中学・高校を卒業後、武蔵野音楽大学に。その後、政府給費留学生として、ハンガリーに6年間留学。「変革期にあった東欧での経験が今に活きている」と話す。後に妻となり、1997年にゲンソウジンを結成する日南さんとの出会いもハンガリーだ。現地の交響楽団と2台のピアノ協奏曲の共演がきっかけ。公演では連弾と2人のソロで、異なる感性による音色の奥深さを披露している。

 ○…各地でのコンサートや講演、教則や解説本の執筆、レコーディングと多忙な日々を過ごしている。最近はコンサートのプロデュースも手掛け、若手音楽家の育成にも取り組んでいる。今年9月には親子向けに読み聞かせと演奏による親子コンサートも開いた。「日本でクラシックは難しい音楽と思われている。もっと気軽に、子どもの頃から触れる機会を増やすことでクラシックを身近に感じてもらえるはず」とクラシックのすそ野を広げることにも力を注ぐ。

 ○…好きな作曲家はリスト。自身「ライフワーク」というように、ハンガリー留学時代から身体にしみこませている。「超絶技巧というイメージが強いが、実は人間味あふれる曲が多い」。人間の中にある強さや弱さ、それを演奏で表現することがピアニストとしてのライフワークなのかもしれない。
 

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