第36代川崎鷺沼ロータリークラブ会長として舵をとる 石塚 勝さん ダイヤ工芸株式会社取締役会長 72歳
成長し続けるクラブへ
○…区内を中心に奉仕活動を行う川崎鷺沼ロータリークラブの新会長。打診があったのは2年前。それまで、過去3回、会長の女房役である幹事を務めたが、「会長はやはり別格。不安もあったが、やると決めてからは腹が据わり動じなくなった」と打ち明ける。今年は川崎鷺沼ロータリークラブが35周年を迎える。「節目の年。これまでの活動に恥じない仕事をしてきたい」と意気込みを語る。
○…クラブに入会したのは60歳を過ぎてから。これまで支えてきてくれた従業員や家族、地域の人たちに「恩返しをしたい」と思ったのがきっかけだった。今では「一個人が世界的なプロジェクトに関われることを誇りに思う」と胸を張る。クラブの力を感じたのが、アルゼンチンへの個人旅行だった。「ロータリアンというだけで地元のロータリアンから大変な歓迎を受けた。世界中に仲間がいるんだと思って胸が熱くなった」
○…栃木県生まれ。18歳のとき、単身で東京へ。大企業へ入社するも、実力で勝負したい気持ちから独立。28歳でプラスチックを加工する会社を創業した。以後、「がむしゃら」に働いてきた。60歳を過ぎたころから夫人と海外旅行に出かける回数が増えた。「妻が海外を見たいと言うんでね。苦労かけたから少しでも喜んでもらえたらと思って」。愛妻家の一面を見せる。
○…被災地支援は35周年事業の大きなキーワードのひとつだ。これまで以上に「顔の見える支援」を心掛け、どこにどれだけ送られ、使われたのかが分かる支援先を選んだ。そのひとつが、岩手県陸前高田市だった。津波で七夕祭りの備品が全て流れてしまったという情報を聞きつけ、4月に祭り用の太鼓を贈った。8月7日の祭りにはメンバー17人と見学に行く。「皆さんの笑顔が今から楽しみ」とほほ笑む。「自分がされて嬉しいことを相手にも」をモットーに、「クラブも自分も成長し続けていきたい」と表情を引き締めた。
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4月26日
4月19日