川崎宮前ロータリークラブの29代目会長に就任した 猿橋脩恵（のぶやす）さん 菅生在住 76歳
感謝の気持ちを奉仕に
○…29代目川崎宮前ロータリークラブの会長に就任。メンバーは現在、40代から80代までの20人。今年のテーマは「地域とのふれあい」。地域とのつながりをより強めて、より多くの人にＲＣの活動を知ってもらうことを目指す。「地域があって我々がいる。地域と一緒に歩んでいきたい」と話す。会長としては「メンバーの親睦を深めながら、しっかりと意見交換をして活動していきたい」と意気込みを語った。
○…ＲＣへの入会は36年前。地元にＲＣができると聞いて興味を持ち「地元のために何かできるなら」と鷺沼ＲＣへ入会。８年後には宮前ＲＣが設立され拡大補充員として移籍。それ以来大事にしているのが「人との出会い」だ。「人間一人では生きてはいけないからこそ出会いが大事。多くの人と出会って、いつも誰かに助けてもらった。クラブでその恩返しがしたい」。36年たった今も地域のため、人のために何かしたいという思いが奉仕活動の原動力になっている。
○…最近の趣味はというと、週に２回ほどのゲートボールだ。「ゲートボール場でも出会いがあって、いろんな人と顔を合わせて話をするのが楽しい。それが健康にも繋がっていると思うし、もっと多くの人に出会えるよう長生きしたいね」と、笑顔を見せる。元気の源は孫たちの笑顔だとも。長期休暇には、独立した４人の娘と８人のかわいい孫が集まるという。「やっぱりかわいいね」と照れくさそうに笑う。
○…ＲＣ以外にも、地域のために活動を行う。老人会会長、宮前交通安全協会理事、平瀬川流域まちづくり協議会副会長と、宮前区のために動く毎日だ。周りからは「大変だね」と言われることもあるが、自身はそうは思わない。「生まれも育ちも宮前区だから、自分を育ててくれたこの街のために動いているだけ」と、地元への感謝と愛が感じられる。今後も人のため、地元のために動き続ける。
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