街中のゴミ拾いを行うNPO法人グリーンバードの宮前平チーム代表に就いた 加藤 智之さん 宮前平在住 36歳
地域が繋がるきっかけを
○…「街のそうじ」を国内外で行っているNPO法人グリーンバードの宮前平チームを結成した。毎月第3土曜日の午前中に宮前平駅周辺のゴミ拾いを行っていく。3月の開始に向けて準備を進め、初回は20人ほどが参加予定だったが生憎の雨で中止に。それでも「雨男の自分らしいスタート」と目を細める。「近所のママさんや子ども達がふらっと参加でき、いい意味で”ゆるく”ずっと続けられる活動にしたい」と4月の再スタートを待ち望む。
○…区内に住み始めたのは10年ほど前のこと。4年前に宮前平に生花店を構えた。「地域に”花ある生活”を」という思いで、フラワーデザイナーとして区民祭のステージを花で飾る企画や、花を使った撮影で市内の女性を応援する企画、市が発行する市政だよりの表紙デザインなど多様な場で活動してきた。そんな中、「より身近な宮前平を盛り上げたい」という気持ちも増した。昨年末には周辺施設や店舗に声をかけ、共通のクリスマスツリーを飾る企画を実施。今後は七夕にちなんだ企画も考えている。
○…出身は青森県。小学生の時に市内に越してきた。中・高ではサッカーに熱中し、クラブチームにも所属。「サッカーでは食っていけない」と、ふと手に取った専門学校のパンフレットを契機に花の世界に進んだ。現在は夫人、2人の娘と4人暮らし。保育園の送り迎えが日課でママ友達も多い。「保育園で催しがあると最初に声がかかる」と頼りにされる存在だ。
○…「自分で何かをするより、人を巻き込んでいきたい。他力本願で」とニコリ。そのためにも自ら区長に会いに行ったり、地元で活動する人を紹介し合ったり、地域ではすっかり顔が広い。思い描くのは「子どもを育てられるまち」だ。「何かあった時に気軽に声を掛け合える地域にしたい。活動やイベントはその延長。より多くの人に喜んでもらうことが自分の喜び」。新しい出会いを前に心躍らせる。
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4月26日
4月19日