4月1日付で宮前市民館の館長に就任した 吉越 厚善さん 幸区在住 55歳
「人のために」がモットー
○…市民の生涯学習や文化活動を支援する宮前市民館で館長としての生活がスタートした。「静かで落ち着いた雰囲気だが、色々な目的を持った区民が利用してくれている場だと実感」と市民館の印象を語る。「まだ就任したばかり。職員とのコミュニケーションを大切にしながら、意見交換していきたい」。また、市が進める地域包括ケアシステムの取組においては「多世代が交流できる場として市民館を活用してもらえれば」と期待を込める。
○…市職員としての経歴は「変わり種」。生まれ育った川崎で人のために働きたいと、最初に選んだ職は消防士だった。13年間消防活動に勤しみながら、消防音楽隊として市内の様々イベントに参加。その中で「いろんな世界を見てみたい」と転任を決意した。はじめに高津区役所で勤務し、本庁へ。広報や建築関係、副市長の秘書、芸術イベント企画など多様な仕事を経験した。2年前、宮前区役所に。「来た初日、空気がおいしく景色の良い場所だと思った」と振り返る。
○…幼い頃はわんぱくな少年。「夏休みは海で泳いで魚を取って、真っ黒になっていたね」と笑う。中学で吹奏楽部に入り、すっかり文化系に。以来サックスの演奏を続け、今でも習いに行く。現在は母、夫人、そして夫人の影響で好きになった6羽のインコと暮らす。海外旅行が趣味で「オーストラリアにも行ってみたい。インコがたくさんいるらしくて」と胸を高鳴らせる。
○…仕事をする中で常に考えているのは「市民、区民のために何ができるのか、どうしたら喜んでもらえるのか」。宮前区に来てからの2年間は子育て支援事業に取り組み、区民と直接顔を合わせる機会が多かった。「積極的に地域で活動する人が本当に多い。大きな舞台や料理室もある市民館で、さらに幅広い世代の活動をサポートしていきたい」。これまでの多彩な経験を生かし、市民館に新しい風を吹かせる。
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4月26日
4月19日