3月18日付で宮前警察署署長に就任した 青木 正浩さん 神木本町在住 55歳
何事にも誠実に向き合う
○…就任してから約1カ月、宮前区の印象を「緑が多く、人も街も落ち着いてあたたかい雰囲気」と語る。目指すのは困った時に気軽に立ち寄れる区民に身近な警察署。「警察官独特の鋭い目つきではなく笑顔で明るい雰囲気で迎えたい」と冗談交じりに笑う。今年創立30年を迎えた宮前警察署が積み上げてきた歴史を引き継ぎ、親切で誠実な対応を署員に徹底する。
○…警察官だった父親の同僚から「お前も警察官になれよ」と子どもの頃から言われてきた。大学卒業後、進路を選ぶ際はそんな記憶からか自然と警察官への道を進んだ。交番勤務に始まり、本部警備課や情報管理課、機動隊、会計課など18回の異動を経験。どこに行っても知り合いに合う顔の広さだ。「消防や行政、市民はもちろん各部署との連携が重要。人脈は財産ですね」と話す。署員には色々なことに関心を持つことの大切さを伝える。「コミュニケーションには雑学も必要ですから」と取材中も様々な話題で場を盛り上げてくれた。
○…愛読書は料理雑誌。官舎での一人暮らしが始まったが毎日手作り弁当を持参する。得意料理は「ポークケチャップ」だとか。趣味のトライアスロンのおかげか178cmの長身に体脂肪率11%とスタイル抜群。昨年北海道で行われたアイアンマン・ジャパンのレースでは約226Kmを13時間30分で走破。「達成感が格別」と目を輝かせる。毎年大会に参加してきたが今年は遠方でのレースは封印するとか。「なにかあった時のために宮前区にいなくちゃね」
○…大切にする言葉は「人は心よ」。まだ若い頃、当時の署長に言われた一言だ。「どんな悪い人でも心を割って話せば分かり合える」と言い、周囲の意見を誠実にしっかり聞くことを心がける。区民に対しても署員に対してもその姿勢は変わらない。そんな尊敬する上司の姿が、現在自身が目指す署長像だ。
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5月3日
4月26日