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宮前区版 公開:2016年5月5日 エリアトップへ

水球男子日本代表のメンバーとしてリオ五輪に臨む 荒井 陸(あつし)さん (株)プラザハウス所属 22歳

公開:2016年5月5日

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スピードを武器に世界に挑む

 ○…水球男子日本代表”ポセイドンジャパン”の一員として、この夏のリオデジャネイロ五輪に臨む。「オリンピックは夢のまた夢だと思っていたので、信じられないというのが素直な心境です」と驚きを隠さないが、「日本水球の未来のためにも、応援してくださる皆さんへの感謝の気持ちを持ちながら、楽しんでプレーしてきたいと思います」と、気を引き締める。

 〇…6つ違いの兄が高津区のカワサキスイミングクラブで水球をしており、小学生の時それについていくうちに自らも始めた。足のつかない水の中で、しかもルール上片手でしかボールを扱えないというのが一番の魅力という。また同スイミングクラブの監督をはじめ指導者にも恵まれ、周りの人間への配慮やチームプレーも身につけられたと、ここでも感謝の言葉を口にする。身長165センチ、53キロと、屈強な男たちが揃うメンバーの中では一際小柄だ。しかしスピードを武器に海外勢とも対等以上に渡り合う。過去に21年間で376連勝を達成したという大学最強の日本体育大学水球部で切磋琢磨したという自信が、ときに弱気になりそうな心を支える。 

 〇…この春大学を卒業し、両親と兄とともに高津区に暮らす。4月からは宮前区内の不動産企業「(株)プラザハウス」に就職。社会人1年生だが、現在は同社の全面支援を受け五輪に備える日々を送る。「水球のほかにはまっているものは?」の問いに、ハニカミながら「ももいろクローバーZ」と即答。試合前にもよく曲を聴くそうで、熱く語る姿は若者らしさ全開だ。

 〇…「会社に応援してもらっているので、恥ずかしくない行動を心がけ、社員の方々も元気になるようなプレーをしたい」と、社会人としての自覚も十分。「出場するだけではダメ。勝って子どもたちに夢を与え、水球をもっともっとメジャーにしたい」。鍛え抜かれた体にたくさんの期待を背負っている。

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