神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2016年12月16日 エリアトップへ

区民車座集会 子どもと市長が対話 環境問題への意識に驚き

教育

公開:2016年12月16日

  • LINE
  • hatena
子どもたちの発表を聴き市の取り組みなどを話す福田市長
子どもたちの発表を聴き市の取り組みなどを話す福田市長

 福田紀彦市長が直接市民からの意見を聴く場として月1回各区巡回で開かれている区民車座集会が、11日に宮前区役所を会場に開かれた。今回は初の試みとして、宮前子ども会議と連携。子どもたちが描く未来とその課題や改善策を発表。福田市長は特に環境問題への関心の高さなどに驚いていた。

 子ども会議は、学校と連携し地域の教育力向上を目指して活動する市民グループ宮前区地域教育会議の主催。子どもたちが成長する上で取り巻く様々な課題を皆で話し合い考えていきながら、地域や周りと連携して取組む場をつくっていこうと定期的に開催されているもの。

 当日は、市内の小学5年生から中学3年生までの28人が参加し、6グループに分かれて討論した。話し合いのテーマは「こういう未来に生きていきたい」。

 子どもたちは、環境、政治、学力、交通、外国人交流などの課題を挙げ、現状の問題点を指摘しながら、その改善策を国など取り巻くもの全体と個人に分け表に示した。

 その結果をその後開かれた車座集会で、市長にグループごとに発表した。

 一番多く課題として上がったのが、地球温暖化、PM2・5、原発などの環境問題で、「緑を増やす」「技術革新を進める」「LED化を進める」などを改善策として発表。市長は知識や情報の深さに感心。「すでに全市の外灯のLED化を進めています」と答えたほか、「川崎市の技術力は非常に高いこと知ってる?」などと問いかけ、市の未来像などを語った。中には「さらなる学力向上を図りたい」という課題に「学校対抗クイズ大会の開催」といった子どもらしい提案もあった。

 全グループの発表後、市長は18世紀に一人で9年かけて辞書をつくりあげたサミュエル・ジョンソンの例を挙げ、「偉業を達成するには継続することが大事。皆さんも発表で上がった自分たちでもできることを、今日から行動に移し、やり続けてください」と話した。

 終了後本紙の取材に市長は「子どもたちの意見も積極的に市政に取りこんでいきたい」と話した。

宮前区版のトップニュース最新6

「支援の輪」次の段階へ

こども食堂

「支援の輪」次の段階へ

寄付増加、物流に課題

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月8日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook